不動産には連棟式住宅や二世帯住宅、一部店舗型住宅などさまざまな構造が存在します。
そこで今回は昔の不動産に多い式住宅とはどんな物件なのか、売却しにくいと言われる理由はなにか、売るためにはどのような方法があるのかをご紹介します。
連棟式住宅を所有している方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
不動産売却前に連棟式住宅とはどんな家なの?
連棟式住宅とは、隣り合った住宅が1枚の共有する壁を境にして、連なった状態になっている住宅のことを言います。
登記上は1つの建物として登記されており、別名テラスハウスやタウンハウスなどとも呼ばれています。
マンションやアパートのような共同住宅との違いは、基本的に共有するのは壁だけで、出入口や駐車場などは分かれていることです。
なお、取り扱いは、建築基準法の接道義務である道路が2m接している場合は、一般的な一戸建て住宅と同様です。
また、共同住宅は特殊建築物扱いとなり、連棟式住宅よりもさまざまな条件が追加されています。
長屋式住宅が売却しにくい理由はなに?
売却しにくい理由は2つあります。
1つ目に住宅ローン審査が通りにくいことです。
古い建物が多く、現在の建築基準法に対応しておらず既存不適格物件に含まれるため審査に通りづらく、現金一括購入になりターゲットとなる客層が絞られてしまいます。
2つ目は、売却予定建物の単体での再建築が難しい点です。
隣の壁とつながっており、再建築や切り離しが困難になります。
なお、切り離す場合は、接道義務を満たさなければならないため、隣の住人と一緒に売却したとしても難しい可能性があります。
連棟式住宅を売却するための方法とは?
連棟式住宅の売却方法は、4つあります。
1つ目は、仲介会社の直接買取です。
早期売却を希望する場合や買主が付かず長期化する場合には相談すると良いでしょう。
2つ目は隣家の所有者に買い取ってもらう方法です。
リノベーションなどをおこなうことで、隣の所有者は活用方法が広がります。
3つ目は、リノベーションやリフォームを売主側でおこなう方法です。
印象をアップすることで、買主がつく可能性もあります。
しかし、リノベーションにかかる費用を確実に回収できるか不透明なため慎重に検討することが必要です。
4つ目は、隣の家を買い取る方法です。
隣の家を買い取ることで、ケースによっては再建築ができる可能性があります。
まとめ
連棟式住宅の売却は売れにくい理由に再建築不可や住宅ローン利用が難しいことがあります。
しかし、フリーローンなどを利用することは審査にさえ通れば可能です。
また、売却方法ではリノベーションをおこなう方法がありますが、費用が発生するためおすすめできません。
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