不動産を購入するとき、多くの方が住宅ローンを利用しますが、なかには現金で一括購入する方もいます。
そこで今回は、不動産の一括購入にはどのようなメリットや注意点があるか、諸費用がどのくらいかかるかを解説します。
マイホーム購入を検討されている方は、どんなメリットがあるのか確認してみてくださいね。
不動産を現金で一括購入するメリット
不動産を現金で一括購入するメリットは、住宅ローンの金利がなく、引き渡しまでの手続きがスムーズなことです。
一般的にローンの審査には2週間~1か月ほどかかりますが、一括購入ならこの待ち時間を短縮できます。
くわえて、住宅ローンの金利や融資手数料などの諸費用もかかりません。
毎月のローンの支払いがないため、購入後にライフステージの変化によって大きな支出があっても安心です。
このように、余裕のある資金があり、支払い後もしっかり貯蓄が残る状況であれば、現金一括購入はおすすめなんです。
不動産を現金で一括購入する際の注意点
不動産を現金で一括購入する際は、住宅ローン控除が受けられません。
ローン控除とは、毎年12月31日時点のローン残債の1%が還付される仕組みのことで、ローンの利用が前提なので当然一括購入では受けられません。
さらに、不動産購入には物件価格だけでなく、不動産取得税や登記登録費、転居費用や家具家電代などの諸費用も必要になります。
手元にお金が残っていないと、購入後にかかるさまざまな費用を支払えない可能性も出てきます。
そのため、現金で一括購入する際は支払い後も十分な資金が手元に残るように注意しなければなりません。
また、一度に多額の支払いをおこなうと、所得税や贈与税の申告漏れがないか、税務署から調査が入る可能性もあります。
申告漏れがなければ問題はありませんが、疑いをかけられるのはあまり良い気分ではありませんよね。
不動産を現金で一括購入する際にかかる諸費用
不動産の購入にはさまざまな費用がかかりますが、現金で一括購入する際も同様に諸費用が発生します。
たとえば、住宅を新築する際には建物の登記費用として「建物表題登記費用」と「所有権保存登記費用」がかかります。
もちろん、建物だけでなく土地にも費用は発生します。
土地の購入にあたっては、仲介手数料や印紙代、土地の名義変更費用、地鎮祭の祭典費用などが必要になります。
このように、現金で一括購入する際も、不動産の購入には多くの諸費用が発生するのです。
まとめ
不動産を現金で一括購入することは、住宅ローンの金利や返済からの解放、スムーズな引き渡しなどのメリットがあります。
そのため、資金に余裕のある方や、入居の期限が決まっている方にとっては良い選択肢だといえます。
ただし、購入後の諸費用や思わぬ出費もあるため、一括購入した後も十分な資金が手元に残っていることが重要です。
一括購入をご検討の際は、マネープランをしっかり練ったうえで購入の判断をしましょう。
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