不動産を売却するとまとまった利益が発生するイメージがありますが、そこから税金や諸費用などが発生し損失となってしまう可能性があることをご存じでしょうか?
これから不動産売却をしようと思っている方は、売却益の計算方法を理解しておく必要があります。
売却益の計算方法や節税するための手順についてご紹介します。
不動産売却益とは?
売却益とは不動産の売却価格そのものではなく、売却価格から売却するまでにかかる諸費用を差し引いて残った利益を指します。
不動産を売却するには不動産会社に仲介手数料を支払うなど、売却するまでに費用がかかることを理解しておく必要があります。
さらに利益が発生すると不動産譲渡所得税という税金を支払う必要がありますが、通知されないため確定申告を自分でしなくてはなりません。
不動産売却における売却益の計算方法とは?
不動産の売却益を計算するには以下の3つの費用を算出しなくてはなりません。
●売却価格
●取得費
●譲渡費用
基本的に住宅などの不動産は時間が経つと劣化していき価値が下がるため、取得費の計算をするには実額法を用いて減価償却費を求める必要があります。
【建物の購入価格×0.9×償却率×経過年数】の計算方法で減価償却費を計算しましょう。
次に譲渡費用は売却するまでにかかった費用を計算しておき、【売却価格-(取得費+譲渡費用)-特別控除=売却益】このように計算すると売却益を算出できます。
売却益に課税されることを、課税譲渡所得とも呼ばれているため理解しておきましょう。
不動産売却における売却益を節税する方法とは?
売却益が高いほどに課税される金額は高くなってしまうため、特別控除を利用することで税金を抑えましょう。
売却した不動産がマイホームかつ売却益が3000万円未満の場合、その金額まで申請をすれば控除できます。
ほかにもさまざまな特例控除がありますが、自動的に適用はされないため必ず対象となる場合は確定申告時に申請をする必要があるため注意しましょう。
また売却益がマイナスとなることを売却損と言い、売却した不動産がマイホームの場合は他の所得と相殺できる譲渡損失の損益通算・繰越控除が利用できることもあります。
まとめ
不動産の売却益は取得費などの諸費用などを、売却価格から差し引くことで算出できます。
節税のためにも特例控除の種類などをあらかじめ理解して対策をすることで、お得に不動産売却をしましょう。
これから不動産売却を考えている方は是非参考にしてみてください。
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