今回は、一部の賃貸物件で導入されている「二重サッシ」について解説します。
二重サッシとはどういうものなのか、まずはその概要を解説したうえで、二重サッシのある賃貸物件を選ぶことのメリットとデメリットも挙げていきますので、賃貸物件選びの参考情報としてお役立てください。
防音性の高い賃貸物件でも導入される二重サッシとは?
二重サッシとは、その言葉が示すとおり、サッシ(窓枠)が二重になっている窓、つまり「通常は1枚の窓が、2枚別々に設置されている」という窓のことを指します。
窓が2枚というと「複層ガラス(ペアガラス)のことでは?」と思う方もいるかもしれませんが「複層ガラスは2枚の窓ガラスをペアにしてひとつのサッシに組みこんだものであり、二重サッシは1枚の窓ガラスをはめたサッシが2つある」という点が大きく違います。
防音効果の高い二重サッシの賃貸物件を選ぶメリットとデメリット
数ある賃貸物件のなかでも、二重サッシのある賃貸物件の数は限られていますが、そんな限られた「二重サッシのある賃貸物件」を選ぶことには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
●断熱性や遮熱性が高まり快適に過ごしやすい
●断熱性と遮熱性のおかげでエアコンなどによる空調管理において省エネ効果も得られる
●防音性も高まるので、外の音をあまり気にせず生活できる
●結露がつきにくいので、結露によるカビ発生リスクも低減できる
●窓が2枚ある分、1枚だけの窓よりも侵入に手間がかかるため、防犯対策にもなる
デメリット
●窓が二重になっている分、開け閉めを少し面倒と感じてしまうこともある
●二重サッシは導入費用が高くつくため、その分家賃などが近隣の相場よりも少々高めに設定されている場合もある
●窓が二重になっている分、外の景色がやや見づらいこともある
●窓の枚数が増える分、窓掃除の手間も増える
こうしてメリットとデメリットを見比べてみると、二重サッシのメリットは生活の快適性や安全性に直結するものが多いのに対して、デメリットは、家賃以外は「気になる方は気になる」という程度であるといえますね。
ですから多くの方にとっては気になりにくいデメリットではないでしょうか。
まとめ
今回は一部の賃貸物件で導入されている二重サッシについて、その概要およびメリットとデメリットを解説しました。
二重サッシのある賃貸物件はまだまだ数が少ないですが、もし賃貸物件をお探しのエリアで「家賃が相場レベルで二重サッシを導入している物件」を見つけられたら、前向きに検討してみてはいかがでしょう。
私たち宇野商事(株)は、京都市を中心とした物件を数多く取り扱っております。
賃貸物件や、売買物件を取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓