「所有している物件を売ろうか悩んでいるけれど、長屋は売れにくいといわれた」このように考えている方は多いでしょう。
ここでは、長屋の売却が難しい理由や売るコツを解説していきます。
売ろうか悩んでいる方や不動産を所有している方は必見です。
不動産売却時に長屋は難しい？難しい理由
長屋の売却が難しい理由として、住宅ローンを組みにくい、再建築が大変な点があげられます。
住宅ローンを組みにくい
住宅ローンは「物件の価値を担保に融資を決める方法」がほとんどなので、担保価値の低い長屋は住宅ローンを組みにくい、希望価格の融資が認められない可能性があります。
購入額のほとんどを住宅ローンで補おうと考えている方にとっては、購入を悩ませる原因になってしまうでしょう。
再建築が難しい
通常の家とは異なり、隣家の承諾や建築基準法を満たしているかをチェックする必要があり、再建築の壁は高いといえるでしょう。
とくに独立させたい場合は建築基準法のなかでも、接道要件を満たす必要があり、この条件が難しく建て替えられない、再建築不可になってしまうことが多いため注意しなければなりません。
不動産売却時に長屋は難しい？売るためのコツ
売却のコツとして、不動産会社や隣家に買取依頼するか、もしくは隣家の買取があげられます。
手順として不動産会社や隣家に長屋を買い取ってもらえないか相談してみましょう。
このとき購入してもらえるならば、売却を決めて手放すと良いでしょう。
早めに売ることで、所有していることで支払いが必要な固定資産税や管理費を削減できます。
どうしても買取を断られた場合は、隣家を売ってもらえないか交渉しましょう。
隣家も売ろうか悩んでいる場合は、所有権をまとめることで再建築が可能になったり住宅ローンが組みやすくなるなど、先にあげた売却が難しい理由が解消されることがあります。
ただし、所有権をまとめれば必ず解消される、再建築可能になるというわけではないので、物件の条件やまとめた場合の接道要件や建築基準法を満たしているかチェックしておきましょう。
