賃貸物件で害虫が出たらどうしたら良いのでしょうか。
虫が苦手な方は想像もしたくないかもしれませんが、もし発生した場合は駆除しなければなりませんし、それ以上増えないようにしなければなりません。
そこで今回は、賃貸物件をお探しの方やすでにお住まいの方に向けて、害虫対策とその費用負担についてご紹介します。
賃貸物件で害虫が発生したときの対策はどうしたら良い?
害虫を発見してしまったときに、最初にすべきことは侵入経路をふさぐことです。
まずは家の中にいるものを駆除したいと思うかもしれませんが、その間に新たな虫が入って来てしまうおそれがあります。
新たな虫が入って来られない状態にしてから、駆除を開始したほうが効率的といえるでしょう。
排水溝・ドレンホース・換気口・換気扇・玄関・窓などの開口部が主な侵入経路ですが、それぞれ専用のグッズがあるので、それを使ってふさいでください。
侵入経路をふさいだら、家の中にいる害虫を駆除しましょう。
部屋全体の虫を駆除したいのであれば、家具の下や裏側などの目が届きにくい場所にも効果が出やすい、くん煙タイプの駆除剤がおすすめです。
侵入経路をシャットアウトし、部屋にいる分を駆除したら、新たに虫が発生しないように予防しなければなりません。
ドアや窓など、家の開口部に散布しておくだけで効果を発揮する害虫忌避材があるので、それを利用して虫が侵入してくるのを防ぎましょう。
ハーブ系の香りを嫌う虫もいるので、ハッカ油やアロマオイルを利用した予防も可能です。
賃貸物件で害虫が発生したときの費用負担はどうなるの?
もし賃貸物件で害虫が問題になった場合、対策費用は貸主と入居者のどちらが負担すべきなのでしょうか。
入居者の部屋で虫が発生したのであれば、その駆除ならびに侵入予防は基本的に入居者の責任になります。
しかし、建物自体の老朽化が原因など、入居者にはどうしようもない場合もあり、そういった場合の費用負担は貸主となるはずです。
ただ、貸主に費用を負担する義務があるケースはあまり多くないので、あまり期待しないほうが良いかもしれません。
どちらが費用負担をすべきかで入居者と貸主が揉めるケースもありますが、そういった場合は、修正不能になる前に専門家に介入してもらったほうが良いでしょう。
シロアリなどのせいで賃貸物件に不具合が発生することに備えて、契約書に特約を設けて費用負担者を明確にしておくのもトラブル回避につながります。