将来を考えて余裕のある間取りにしたい方、限られた敷地を有効活用したい方に注目されているのが、3階建ての戸建てです。
3階建ての戸建ては、メリットがたくさんあります。
一方で、高さ制限や耐震性の面でのデメリットもございます。
今回は、3階建て戸建てを購入するメリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
3階建ての戸建てを購入するメリットとは?
3階建てのメリットは、生活空間を区切れることです。
たとえば、1階はリビングダイニングと水回りにして、2階を書斎や勉強部屋に、3階を寝室にする活かし方があります。
また、1階と3階を居室にして2階にリビングダイニングにすれば、将来的に2世帯住宅にもできるでしょう。
1階を親世帯、3階を子世帯が使い、リビングダイニングを共有スペースにする活かし方です。
3階建ての戸建ては、敷地を余すところなく活用できるのもメリットです。
床面積150平方メートルの家を建てようとしたとき、2階建ての戸建ては75平方メートル程度、およそ23坪の敷地が必要になります。
しかし、3階建てで床面積150平方メートルなら、50平方メートル程度、およそ16坪あればいいのです。
都心部や土地の値段が高い地域に戸建てを購入するなら、敷地は狭いほうが、総額が安く済むケースがあります。
3階建ての戸建てを購入するデメリットとは?
3階建ての戸建てには、メリットだけではなくデメリットもあります。
まずは、上下の移動が大変なことです。
リビングが1階で居室が3階にある場合、毎日何度か階段を昇り降りすることになりますので、年を重ねてからは上下の移動が難しくなるかもしれません。
また、高さ制限や耐震性にも注意が必要です。
3階建ての戸建てに限りませんが、家を建てるときは「建ぺい率」や「高さ制限」「斜線規定」というルールを守らなければいけません。
購入する土地に制限や規定がないか、土地購入前に確認するとよいでしょう。
その上、3階建ては2階建てに比べると揺れやすく、少しの地震でも大きな揺れだと感じることがあります。
家族が安心して生活できるよう、3階建ての戸建て購入では耐震性を重視しておきましょう。