賃貸物件を選ぶときに「浴室乾燥機付き」を条件にしている人は少ないかもしれません。
しかし、梅雨時における洗濯物の部屋干しの際や通気性の悪い浴室のカビを防ぐときに浴室乾燥機があると便利です。
浴室乾燥機は洗濯物を乾燥させるときだけでなく、冬の入浴前に浴室を暖めておくときにも役立ちます。
そこで今回は、賃貸物件の設備のひとつである浴室乾燥機の種類や使用にかかる費用について解説します。
賃貸物件で浴室乾燥機が必要な方必見!電気式浴室乾燥機は2タイプ?
浴室乾燥機には、電気式とガス式の2種類があります。
電気式浴室乾燥機にはさらに2タイプあり、浴室乾燥機本体で熱を作り出して浴室を乾燥させる「電気ヒーター式」と、外部の空気をコンプレッサーに取り入れて熱を発生させる「ヒートポンプ式」に分かれます。
浴室乾燥機を設置できるスペースが限られている場合は、小スペースで設置可能な電気ヒーター式がおすすめです。
一方のヒートポンプ式は、すでに温度が一定に保たれている部屋の空気を利用できるというメリットがあります。
賃貸物件で浴室乾燥機が必要な方必見!ガス式浴室乾燥機の仕組みとは?
ガス式浴室乾燥機は、ガス温水器を使用するタイプの乾燥機です。
浴室の外にガス温水器を設置して、温水器内で熱を発生させ浴室を乾燥させる仕組みとなっています。
電気式に比べると、ガス温水器を設置する手間やスペースが必要となりますが、パワーがあるため短時間で乾燥させることができ、多忙な人におすすめです。
賃貸物件で浴室乾燥機が必要な方必見!費用は電気式とガス式どちらがお得?
便利な浴室乾燥機ですが、使用した際の光熱費が気になるという人も多いのではないでしょうか?
使用時の費用を見積もるためには、電気式の場合「消費電力×運転時間×電気量料金」に数字を当てはめると大体の費用がわかり、30分の使用で約16円が相場となっています。
一方でガス式の場合は「ガス消費量×ガス契約料金」の計算式を利用するとある程度の光熱費を算出でき、30分使用した場合の相場は約27円です。
電気式とガス式を比較すると、電気式のほうが30分あたりの光熱費が10円ほど安い傾向にあり、さらに夜間は割安料金で利用できるケースも多いため、できるだけ光熱費を抑えたい人は電気式が適しているでしょう。