快適な生活に必要な間取りは、家族構成によって変わります。
子どもの年齢や夫婦のライフスタイルなど、それぞれの世帯に合った間取りを選ぶことが大切。
家族構成に合った間取りの選び方をわかりやすくご紹介しましょう。
家族が快適に暮らせる賃貸物件の間取りの目安
1LDK
一人暮らしに人気がある間取りですが、家族で暮らすなら8畳以上のリビングダイニングキッチン(LDK)と6畳以上の部屋が1室あるタイプがおすすめ。
家族3~4人みんながリビングで過ごし、居室で一緒に寝るという生活パターンで、自然にコミュニケーションが深まるでしょう。
しかし子どもの成長がネックになります。
子どもが未就学児くらいまでならいいのですが、小学生くらいになると、学習机なども必要になるため、子ども部屋を検討する必要が出てくるでしょう。
2LDK
新婚夫婦に人気がある間取りですが、子どもとの生活を想定すると、10畳以上のLDKと6畳以上の部屋が2室のタイプがいいでしょう。
部屋が2つあるので、"夫婦の部屋と子ども部屋に分ける""家族の寝室と学習机やPCを置く共有部屋に分ける"などのレイアウトがおすすめです。
子どもが2人の場合、1つの部屋をロールスクリーンなどで区切ればいいでしょう。
ただし、4人家族の場合は狭く感じるかもしれません。
3LDK
ファミリータイプのマンションに多い間取りで、10畳以上のLDKと3つの部屋があります。
一般的に、中学生以上の子どもは個室を与えるのが望ましいため、1室を夫婦の寝室、残り2室を子ども部屋として使い、子ども部屋の広さは4畳半以上あればいいでしょう。
子どもが1人なら、家族全員が1部屋ずつ持つ、余った部屋を共有スペースとして活用するなど選択肢が広がります。
4LDK
家族のライフスタイルを尊重するなら4LDKが向いています。
夫婦の寝室と書斎、子ども部屋を2部屋とするか、"家族それぞれの部屋を持つ"などのレイアウトが可能です。
来客の多い家庭なら1部屋を「ゲストルーム」として使うと便利です。
家族で住む賃貸物件の家賃の目安!わが家の適正家賃とは?
一般的な賃貸物件の家賃の目安は「手取り月収の3分の1以内」といわれますが、すべての世帯に当てはまるとは限りません。
家族構成によって出費が異なり、子どものケガや病気など、急な出費が予想されるため、家賃は「月収の3分の1」と考えるよりも、余裕をもって4分の1程度に抑えるのがおすすめです。
たとえば月収が30万円なら75,000円程度、40万円の月収であれば10万円程度であれば、無理なく支払っていける家賃の金額ということになります。
月収はボーナスを含まない金額で考え、家賃には管理費、共益費、駐車場代、町内会費なども含めておきましょう。
また、物件の間取りについては、夫婦に子ども2人の計4人という標準的な家族構成で想定すると、最低限の広さとして2LDKや3LDKくらいが適正と言えるでしょう。
家族で住む賃貸物件の住み替えのタイミングと費用の目安
賃貸住宅のメリットは、家族構成やライフステージの変化に合わせて自由に住み替えができることです。
特に子どもの成長は大きなライフステージの変化となり、以下のようなイベントが住み替えのタイミングになるでしょう。
●赤ちゃんが生まれた
●2人目、3人目の子どもができた
●小中学校に入学した
●大学進学を機に親元を離れた
しかし 引っ越しとなると大きな出費となります。
家賃や敷金など賃貸契約の費用以外に、初期費用として50万円くらいは準備しておきましょう。