不動産売却時に少しでも高く売りたいと考えている方に、ホームステージングが注目されています。
今までなじみがなかった方にも、ぜひ知っておいてほしいサービスです。
この記事ではホームステージングとは何か、費用はどのくらいかかるのかを、メリット・デメリットもあわせて解説します。
売却で注目のホームステージングとは?費用はかかるの?
ホームステージングとは?
ホームステージングとは、売却する不動産物件のインテリアなどをコーディネートして、売れやすくする販売方法のことです。
不動産売却の内見では、居住者がいる場合は生活感が出てしまいます。
また、空き室の内見では、殺風景に見えてしまうことも。
そのため、購入希望者がここで生活したいというイメージが、わきにくくなってしまうのです。
不動産売却のホームステージングでは、照明や家具を配置して、お皿などの小物を置くなどプロがコーディネートします。
購入希望者が生活している場面をイメージしやすくなり、この物件を買いたいと思ってもらえる可能性が高くなります。
ホームステージングの費用とは?
ホームステージングにかかる費用は、サービス内容によって数万円~数十万円です。
2018年~2019年の「日本ホームステージング協会」の調査では、ホームステージングにかけた費用の平均額が、223,480円となっています。
しかし、媒介契約などの条件つきで、ホームステージングをサービスしてくれる不動産会社があります。
なるべく費用をかけたくない方には、不動産会社への依頼がおすすめです。
不動産売却で注目のホームステージングのメリット・デメリットとは?
不動産売却でホームステージングをおこなうメリット・デメリットを見ていきましょう。
ホームステージングをおこなうメリット
物件探しで見つけてもらいやすくなる
物件探しでは、より素敵なインテリアの写真に目が向きやすい傾向があるため、ホームステージングした写真を広告に載せると、見つけてもらいやすくなります。
内見数増加にもつながります。
物件を良く見せられる
内見では、居住中の場合の生活感をなくしたり、空き室をおしゃれなインテリアで演出したりと、物件をより良く見せることが可能です。
早く高く売れやすくなる
内見数が増えると、成約につながりやすく、希望より早く高く売れる可能性があります。
ホームステージングをおこなうデメリット
費用が必要
ホームステージングは、専門業者に依頼すると費用が必要です。
居住中は負担が大きい
居住中に売却するケースでは、内見でホームステージングをおこなう前に、一度使用中の家具や小物などを運び出してからコーディネートします。
内見後は元に戻す必要があるため、負担に感じやすいのがデメリットです。
費用対効果が明確でない
ホームステージングで売れた場合でも、費用対効果は明確には分かりにくく、必ず売れるとは限らないため、注意が必要です。