近年、賃貸でもオール電化の設備を導入する物件が増えています。
オール電化に、なんとなく良いイメージがあっても、詳しいメリットやデメリットまでは知らない方もいるかもしれません。
そこで今回は、賃貸物件におけるオール電化のメリット・デメリットにフォーカスします。
賃貸物件の契約を検討している方は、ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
賃貸でオール電化の物件にはどのようなメリットがある?
まずは、オール電化の設備が付帯した賃貸物件に居住するメリットについてみていきましょう。
火事のリスクが低い
オール電化は熱源が電気なので、ガスのように直接火を扱わずにすみます。
そのため、ガスコンロに比べて火事のリスクが低く、安心して生活することが可能です。
手入れが楽
賃貸では、退去時に原状回復の義務があるため、設備はできるだけきれいに使用したいもの。
オール電化ならコンロのような凹凸やパーツが少なく、楽に掃除できるため、キッチンを清潔に維持しやすいでしょう。
災害時にも安心
災害時、ほかのライフラインのなかでも電気は復旧が早いとされています(災害から3日後には80%が復旧)。
また、エコキュートなどのタンク内の水を災害時に生活用水として利用することが可能です。
ただし、飲み水としては利用が難しいため、注意しましょう。
光熱費がわかりやすい
ガスを使用しないため、光熱費がわかりやすく、管理しやすいのもメリットです。
ガスの基本料を支払わなくてよいので、プランなどによっては、光熱費がお得になる可能性もあります。
賃貸物件におけるオール電化のデメリットもチェック
続いて、賃貸物件におけるオール電化のデメリットにも着目してみましょう。
調理器具に制限がある
オール電化では、IH専用の調理器具しか利用できません。
そのため、これまでの調理器具が使用できなくなる可能性があります。
入居までに調理器具をチェックしておくと安心です。
お湯を一定量しか使えない
オール電化では、浴室やキッチンで利用するお湯は、エコキュートなどのタンク内の熱湯と水を併せた適温で利用しています。
そのため、実は、お湯を無制限に利用できるわけではありません。
タンク内のお湯が尽きてしまうと、補充されるまでに一定の時間が必要なので、注意しましょう。
心配な場合は、タンクの容量を事前に担当者に問い合わせてみてくださいね。