部屋を借りるとき、ガスの種類を検討材料にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どちらにしても同じだと思われるかもしれませんが、きちんと双方を理解しておいた方がいいでしょう。
この記事では、それぞれの特徴やメリットやデメリットについて解説します。
都市ガスの特徴とメリットデメリットについて
都市ガスはメタンを主成分としており、天然のガスという点が特徴です。
空気より軽く、基本的には地中に埋設されたガス管から各住居に供給されます。
つまり、ガス管が埋設されていないエリアにおいては都市ガスを利用することはできません。
都心部はある程度ガス管が引かれていますが、郊外部ではまだ引かれていないエリアも多く、使いたくても使いないエリアもあります。
メリットとして一番に挙げられるのが料金面です。
プロパンガスよりも2割から3割程度都市ガスの方が安いといわれています。
そのため、都市ガスの住居からプロパンガスの住居に引越しした場合、急にガス代が高くなったと感じるかもしれません。
実際に倍程度も料金が変わったといわれる例もある位、料金において差を感じる場合があります。
逆にデメリットは前述しましたが、どこでも使える訳ではないという点です。
あくまでも利用できるところはガス管が通っているエリアのみ。
利用箇所が限定されている点は、デメリットといえます。
プロパンガスの特徴とメリットデメリット
プロパンやブタンを主成分としています。
空気より重いので空気より軽い都市ガスとは対照的です。
また全国どこでも設置ができる点も特徴として挙げられるでしょう。
メリットとしては、災害に強いという点です。
まず災害時にすぐに復旧しやすいという点と、ガスボンベがあれば利用できるという点が挙げられます。
災害に強いもう一つの理由としては、大きな揺れを感じると自動的にガスが遮断されるような機能が設置されています。
このような点も、プロパンガスが災害に強い理由のひとつです。
逆にデメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか?
これは都市ガスのメリットとは全く逆で、料金が高いということです。
自由競争である点や、そもそも原材料が、都市ガスが主成分のメタンよりも高いという理由などにより金額が高いのです。
この点は、プロパンガスの大きなデメリットといえるでしょう。